音声の授業
皆さんは、日本語学校や大学で、どのくらい音声の
授業を受けたことがありますか?
もし、かなりの時間を割き、音声を教えてもらえた
のなら、その学校は誠実だといえます。
ありていにお話しすると、日本語教育のなかで、立ち
遅れているのが、「音声」の分野です。
日本語学校など、教育期間が短い場では、どうしても
授業が詰め込み式になることは避けられません。
→しかし、それで「音声」を後回しにしていいという
理由にはならないでしょう。
また、「会話」を教えるといっても、自然な速さや
ある程度のなめらかさは教えられても、「正確さ」まで
教えられていないのが現状です。
→これも教える側の意識の問題ではないか、と考えられ
ます。
プライベートレッスンでも、「会話」と称したレッスン
が、正確さの指導を欠いた「フリートーク」のように
なっているのは、遺憾です。
これまで、日本語が上級レベルまで進みながら、音声に
ついては、ほとんど教えてもらわなかったという学習者
に、何度も出会いました。
最初に、日本語の音声の「基本の法則」を教えますが、
なかにはそういうものが存在するのを知らなかった、
衝撃を受けた、という方もいました。
しかし、そこからがすばらしいのです。
皆さん勉強熱心で、それまでの遅れを取り戻さんと
ばかりに猛練習して、ぐんぐん上達していきます。
→自律学習のためのアドバイスもおこなうので。
最初は大変でも、マスターするうちに、段々おもしろく
なってくるようです。
こちらも熱気に煽られ、発奮します!
ドラマ『チャンネルはそのまま』より
最近、音声が正しいだけでなく、とても流麗な
日本語を話す外国人You Tuberの動画をみて
驚きました。
彼女は、日本のアナウンス専門学校出身だそう
です。さすが!